大学入学共通テスト会場での刺傷事件をうけ、現場となった﹁農学部正門﹂では警察官が警備にあたった=16日午前、東京都文京区の東京大学︵桐山弘太撮影︶大学入学共通テスト初日に試験会場の東京大︵東京都文京区︶の前で、受験生ら3人が包丁で刺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された名古屋市の私立高2年の少年︵17︶が﹁︵学校での︶面談で﹃東大は無理﹄という話になって心が折れた﹂などと話していることが17日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁少年事件課は、面談が事件の契機になった可能性もあるとみて慎重に調べている。警視庁は同日、少年を送検した。 捜査関係者によると、少年は15日午前6時ごろ、名古屋から高速バスで東京駅に着いた。午前9時半の試験開始に備えて受験生が訪れるのを待ち、その間に東大前を訪れ、下見をしていたとみられることも判明した。その後、午前8時半ごろに東大の前で男性︵72︶を包丁で刺し、受験