静かに暮らしたいmikioです。今回は、新進気鋭のDBMであるKyoto CabinetのRubyバインディングを駆使してお手軽にデータベースプログラミングを行う方法について述べます。 Kyoto Cabinetのおさらい Kyoto Cabinet︵KC︶は、Tokyo Cabinet︵TC︶に比べて、最適化された性能よりも保守性を重視したDBMの実装です。オブジェクト指向プログラミングの技法を用いて、少ないコード記述量で容易に機能追加できるように設計しています。また、実装としては、空間効率の向上と並列処理性能の向上を重視しています。以下のプレゼン資料も参考になると思います。TCでもハッシュ表やB+木などのデータ構造を動的に切り替えて同じインターフェイスで操作するための﹁抽象データベース﹂という機構がありましたが、KCでは同じことを﹁多相データベース︵polymorphic datab