︻識者の眼︼﹁新型コロナウイルス対策の心構え‥人同士の物理的な距離をとりながらも、関わりは続け、そして連帯すること﹂和田耕治 新型コロナウイルス感染症の今後の中長期的な予防策の一つが見えてきました。それは、﹁人同士の物理的な距離をとること﹂です。対策を難しくしている理由は、比較的元気な人が知らず知らずのうちに多くの人に感染させていることです。つまり、誰が集団に感染させているかがわからないのです。飛沫感染対策としては人と人の間を1m〜2mを空けることが必要となります。 個人のレベルでは、①換気の悪い密閉空間、②人が密集、③近距離での会話や発声─の3つが重なる場所は、流行を拡大させないために、今後も自粛を呼びかける必要があるかもしれません。懇親会や、観客も声を出すような室内でのコンサートなどが対象になります。影響を受ける企業や自営業者も多いことが想定されています。一方で、個人レベルの飛沫感染対