【すいません!エントリ中の記述に訂正すべき点がありました。エントリ末尾にも追記をしてあります。改めてご覧ください。9月7日23時20分追記。同38分、さらに追記】 集中講義と丸山さんとの講座を終え、大阪府立国際児童文学館での街頭紙芝居の上演&姜竣さんの講演も見て聞いて、ようやく最後の一日、ちょっとゆっくり、水曜日締め切りの原稿のための調べ物を、と思っていたら、当の児童文学館をめぐって思いがけないニュースが飛び込んできてしまいました。 ネット上でも賛否両論のようで、これから述べる論点も、すでにいろんなところで触れられているのではないかと思うのですが、児童文学館の問題についてずっと発信してきたブログとして、取り急ぎ、触れておきたいと思います。 まず、毎日新聞の9月6日付記事です。 橋下大阪知事:廃止方針の児童文学館の仕事ぶりを隠し撮り 大阪府の橋下徹知事は6日、廃止方針を打ち出している府立国際
【正論】竹内久美子 京都で共産党が元気なわけ - イザ! http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/128034/ なんで竹内氏が「正論」欄の常連執筆者なのかもよくわからないのですが、今日は特に物凄いですね*1。 先日の京都市長選では前市長からカルトまでの幅広い支持を受けた元教育再生会議委員・門川大作氏が当選してしまった件について*2、圧倒的有利だったはずの門川氏が110万有権者の中で951票差まで共産党候補に詰め寄られたのはなぜなのか、竹内氏お得意の利己的遺伝子の立場から説明を試みています。 いいですか皆さん、頭痛薬を用意してからお読みください。もともと京都では共産党が強いわけですが、それは京都人の中に平等を好む遺伝子が(比喩としての遺伝子ではなく生物学的なものが)存在するからだとして、平等遺伝子の起源は京都に多い渡来人系で
「悪評地区」、京都府大准教授が大阪府大・市大を中傷 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080125p201.htm ◆301高校に文書送る 京都府立大(京都市左京区)は24日、人間環境学部の40歳代の准教授が大阪府立大(堺市中区)と大阪市立大(大阪市住吉区)について、「悪評の高い大阪南部にある」と中傷する文書を34都道府県の301高校の進路指導部に送っていた、と発表した。京都府立大は「極めて不適切な表現」として、学内の調査委員会で3月末までに再発防止策をまとめ、准教授を処分する。 京都府立大によると、准教授は4月に開設する生命環境学部の教授に就任することが内定しており、昨年12月から今月14日までに同学部生命分子化学科への受験を呼び掛ける文書を作成、各高校にファクスした。 文書は「夜で
上記の仕事に絡んで、「奈良」の表象について調べている。近代以降、京都とセットで「古都」として表象される奈良であるが、どうも「京都性」と「奈良性」の間には温度差があるように感じる。どういう差かというと、京都が徹底的に「ベタ」であるのに対して、奈良の方はなんか「高尚」な感じがするのである(勿論、一方で大仏と鹿というベタベタな奈良もあるんだけど)。「奈良」といえば、和辻哲郎、會津八一、さらに最近では白州正子などなど、なんとなくインテリっぽく、高踏的な言説が思い浮かぶのに対し、京都表象は、量的には奈良とは比べものにならないほどある筈なのに、どうも「ベタ」な気がする。京都写真もそう。奈良には土門拳も入江泰吉もいるけど、京都写真は???と言った時に思い浮かぶ写真家がないとか…… この差は奈辺にあるのか、なんてことを考えながら調べているのである。とりあえず會津八一と写真師、小川晴暘を中心としたサロンの話
朝、テレビを見てたら和菓子の話をしていて、「京の町衆」なんてことを云っていた。想定しているのは、どうやら江戸期の話らしい。だ〜か〜らぁ〜、いつまでそんなことを云っているの。 何を朝からぶつぶつ文句をたれているかというと、「町衆」って云うのは、応仁の乱以降、京都の政権が破綻した中で、上京/下京と別れて(「二つの都」という言い方もする)、それぞれが住民による自治をはじめたという状況があって、そうした自治の主体を林屋辰三郎が『町衆―京都における「市民」形成史 (中公文庫)』(1964)で、「町衆」と定義したという経緯を全く無視しているからである。で、林屋に云わせると、町衆というのは、織豊政権から徳川期に至って骨抜きにされ、「町人」に成り下がってしまった。だから「町衆」ってのは、ある特定の歴史的なコンテクスト--中世末期の京--のなかだけで、使用することが可能な言葉だと僕は理解している。 1520
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く