仕組と科学に関するt-satのブックマーク (5)
-
前稿﹁なぜSTAP細胞は驚くべき発見なのか――STAP細胞が映し出すもの﹂を執筆してから、STAP細胞が置かれた環境はずいぶん大きく変わってしまった。 論文中の画像データについて不審な点がある、という外部からの指摘がなされたことにより、小保方晴子博士が在職する理化学研究所が調査を行うことになった。そのことは、インターネット上のみならず、新聞やテレビといったメディアでもその事実が伝えられ、さざなみのようにその影響が広がっている。 実際どのような調査が行われているか承知はしていない。ただ、一般論ではあるが、社会において、組織に属する人間の所属機関で調査が始まったのであれば、結論やその後の対応など、まずは当該機関の判断に委ねるべきで、部外者があれやこれやと憶測を開陳することは避けたほうがよいだろう。 その上で、科学コミュニティの、しかも幹細胞という分野にいる人間として、省みて伝えておきたいことは
-
-
-
どんなコラム? 職業は科学ライターだけど、毎日お買い物をし、家族の食事を作る生活者、消費者でもあります。多角的な視点で食の課題に迫ります プロフィール 京都大学大学院農学研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動 前回の超訳・放射能汚染1〜疫学では﹁100mSv未満は大丈夫﹂より続く。 前回、疫学を基にした﹁100mSv未満であれば、大丈夫﹂の根拠について説明した。しかし、一方で科学者たちや食品安全委員会などは、﹁放射性物質の摂取、放射線の曝露はなるべく少ない方がいい﹂という方針も同時に示している。この矛盾を説明するには、放射能研究に触れるだけでは足りない。遺伝毒性発がん物質を巡る議論の経緯を背景として語る必要がある。 ●遺伝毒性発がん物質は﹁閾値なし﹂ 遺伝毒性発がん物質とは、細胞中のDNAを傷つけ、それによってがん発生をもたらす力を
-
サイエンスチャンネルというインターネット放送がある。 サイエンスチャンネル サイエンスチャンネルは、独立行政法人科学技術振興機構︵JST)が制作している。 そこでこの春から放送予定の番組﹁自然観察の達人﹂に今、出演している。 この番組は、身近な自然を達人ならではの視点でとらえ親子で自然観察を楽しもうというものである。 これまでに﹁身近な野鳥を見よう﹂、﹁水鳥を観察しよう﹂、﹁ダンゴムシの秘密に迫れ﹂、﹁潮干狩りに行こう・アサリ﹂、﹁水上の忍者アメンボ﹂、﹁種の不思議﹂、﹁越冬昆虫を探せ﹂の7本のロケを終えた。全10本シリーズなので残すところ3本である。 いよいよロケも終盤となった今、JSTの担当者からの驚くべき返答があり、かなり困惑しているというか驚く。 注文1ダンゴムシは、アップになると気持ち悪いから、なるべくアップはさけてくれ。 自然観察で対象物をよく見せないとは、どうするつもりなん
-
1