花澤香菜が2013年に発表した1stアルバム﹃claire﹄は、2010年代のジャパニーズポップスの最重要作のひとつに数えられる作品である。トータルプロデューサーを務めたROUND TABLEの北川勝利をはじめ、沖井礼二︵TWEEDEES / ex.Cymbals︶、矢野博康︵ex.Cymbals︶、ミト︵クラムボン︶といった﹁ポスト渋谷系﹂と呼ばれる世代が集結し、渋谷系とアニソン / ニコ動文化をつなぐ、新たなポップスのスタンダードを提示。渋谷系の先輩たちとは違う道を模索しながら、それぞれキャリアを積み重ねてきた音楽家たちが﹁アニメ﹂を軸に邂逅を果たし、それを実現させたのが花澤の唯一無二の歌声だった。 ﹁ニューヨーク﹂がテーマの前作﹃Blue Avenue﹄に続き、新作﹃Opportunity﹄のテーマは﹁イギリス﹂。花澤作品ではお馴染みの顔触れに加え、今回初めて作家として参加したのが、
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