城崎温泉街に軒を連ねるソフトクリーム店。個性的なソフトを出す店が多くあり、冬でも繁盛している︵山田淳史撮影︶ 名湯・城崎温泉︵兵庫県豊岡市︶で、湯上がり客をターゲットにした“真冬のソフトクリーム戦争”が勃発している。昨年末に九州からの進出もあり、豊富な種類や近くの牧場産牛乳を使用するなど個性を競い合って、暖まった体でそぞろ歩く人たちを楽しませている。 温泉の中心地にある外湯の﹁一の湯﹂周辺に7店が集中。浴衣姿でソフトクリームを食べる光景は、温泉街の風物詩となっている。 中でも平成11年にオープンし、モンブランや桃など15種類を販売する“老舗”専門店﹁そふと工房﹂は土、日になると行列ができる人気ぶり。経営者の森貞淳一さん︵64︶は﹁温泉街ににぎわいをと思って開店しました。季節に関係なくよく売れます﹂と話す。 その後店が徐々に増え、土産物店﹁伊賀屋﹂も、近くの牧場産牛乳を使った濃厚なソフトクリ