富野由悠季監督︵撮影/河嶌太郎︶ この記事の写真をすべて見る ﹁ガンダム﹂シリーズの生みの親として知られる富野由悠季監督︵82︶が、今年アニメ業界歴60周年を迎える。その60年のキャリアの中で、一つの集大成とされる作品がある。1988年の映画﹁機動戦士ガンダム 逆襲のシャア﹂だ。 ︻写真︼お値段﹁4億円﹂! ガンダム世代の設計者が開発した﹁モビルスーツ﹂風の搭乗型ロボット ﹁逆襲のシャア﹂は、今や国民的キャラクターとも言えるアムロ・レイとシャア・アズナブルが登場する﹁機動戦士ガンダム﹂から続く物語の最終作で、今でもガンダムファンに愛され続ける名作だ。映画としての評価も高く、﹁新潟国際アニメーション映画祭﹂をはじめとする映画祭でこれまで何度も上映されている。 かつては﹁人口爆発﹂が予想されており、それを背景にスペースコロニー構想がまことしやかに叫ばれていた。スペースコロニーを舞台にした﹁ガン
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