宮崎駿と歴史に関するtakeishiのブックマーク (2)
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﹁﹃風立ちぬ﹄はポニョではない。安心しろ、ポニョではない﹂ そんなツイートを読んで、久しぶりにジブリ作品を映画館で観てきた。 その通りだった。﹃風立ちぬ﹄は、幻想が交錯したり飛躍があったりするのに、きちんと始まってきちんと終わる、折り目正しい映画だった。こういうのはトトロ以来ではなかろうか。脳天気な娯楽映画になるはずが考えすぎてバランスを失した﹃紅の豚﹄の失敗点をきれいに回収していて、宮崎監督の集大成的な作品になったと思う。 この映画は、1930年代の航空機設計者を描いている。 飛行機の設計は難しい。どんな飛行機も調和と妥協の産物で、どこかの性能を伸ばすと別のどこかが悪くなる。映画の主人公、堀越二郎は厳しい制約のもとで、脳裏に描く理想の飛行機に少しでも近いものを作ろうとしている。 二郎は秀才肌で、目配りが細かく、日常で目にするあらゆる事柄が飛行機の設計に結びついていく。煮魚の骨に翼型を見い
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今日は神奈川近代文学館に宮崎駿監督の講演会﹁方丈記私記と私﹂に行ってきました。 最初の募集の時に応募し損ねて諦めていたら読売新聞のヨリモというサイトで講演会のチケットプレゼントの受付をしていて応募したところ当選。貴重な機会でした。 今回の講演会は神奈川近代文学館が企画展﹁堀田善衞展 スタジオジブリが描く乱世。﹂を開催していて宮崎監督が堀田善衛のファンである事から企画されたそうです。 企画展の内容は堀田善衛の著作である﹁方丈記私記﹂と﹁路上の人﹂をアニメ化するとしたらという設定で宮崎吾朗監督が描いています。 講演会は定刻通り14時から開始。本物の宮崎駿はテレビとかで見るより若々しいですね。エネルギーがあります。 宮崎監督﹁このお話が来たのが一年半前でその時の妻の第一声がなんと不適格な人間をでした。今日は方丈記についてというより自分にとって堀田善衛という人がどれ程大切な人であったか。自分にとっ
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