オリコンの調査によると、2010年度のCDシングル全体の売上は、2009年度から300万枚以上回復した。 しかし、この現象を﹁CDシングル市場全体の活性化﹂と見なしていいのだろうか。当エントリでは、2009年度と2010年度のオリコン年間シングルランキングの数字を比較し、議論のきっかけとしたい。 2009年と2010年のオリコン年間シングルランキングを、様々な観点から比較した表を以下に示す。 ■ CDシングル総売上は回復 表に示したように、2010年のCDシングル売上は、2009年に比べて300万枚以上回復した。 ■ しかし、CDシングルランキング下位の売上は底上げされず 表に示したように、2010年の年間100位までのトータルは、2009年からプラスに転じている。そのプラス成長は、実に約400万枚である。 しかし、101位以降のCDシングルを比較すると、前年よりもマイナスとなる結果が見ら
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