﹁102歳の離別。﹂シティバンクの前身となるインターナショナル・バンキング・コーポレーションが日本で最初の支店を横浜に開設したのは1902年。歴史は古い︵深夜の西日本シティ銀行博多支店 撮影|山崎元︶ シティバンクが日本を﹁捨てる﹂理由 金融マンとして、先行きに興味を持つと共に、﹁なぜ?﹂を考え続けている問題がある。それは、シティバンクの日本のリテール・ビジネス売却方針だ。 シティバンクは、日本の個人向け営業部門のビジネスを売却すると突然発表し、報道によると、当初6行が入札に参加したが、現在、4行が残っている状態という。現在残っているといわれているのは、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、三井住友信託銀行、新生銀行の4行だ。 業界人の端くれとしては、当面、これら4行のどこがシティの日本のリテール・ビジネスを手に入れるのかに興味がある訳だが、実は、それ以上に興味深いのは、なぜシティバンクが日本