なぜロシアのプーチン大統領は、国際社会から非難を浴びることが明らかなウクライナ侵攻に踏み切ったのか──。経営コンサルタントの大前研一氏は﹁ロシアとプーチン大統領の側に立って“ロシア脳”で見てみるとウクライナ問題には別の一面があることがわかる﹂と指摘する。どういうことか、大前氏が解説する。 * * * 本稿執筆時点︵2022年3月11日︶では、ロシアのウクライナ侵攻が長期化・泥沼化の様相を呈し、犠牲者や避難民が増え続けている。 アメリカやEU︵欧州連合︶はロシアへの経済制裁を強化しているが、それに対し、ロシアのプーチン大統領は﹁ウクライナが抵抗をやめてロシア側の要求を満たした場合のみ、軍事作戦を停止する﹂と述べ、一歩も引かない構えである。 言うまでもなく、ロシアが主権国家のウクライナを侵略することは許されない。私は、自分が主宰している経営者の勉強会﹁向研会﹂の視察などでウクライナを何度も訪問
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