2024.02.28 新Bリーグのドラフトは26年1月に初開催へ…サラリーキャップに特例“スター選手条項”導入 バスケットボールキング 2月28日、Bリーグは2年後の2026-27シーズンから始まる新Bリーグ(Bプレミア、Bワン、Bネクスト)で導入する「制度設計」に関する発表会見を実施。島田慎二チェアマンがサラリーキャップやオンザコート、ドラフトについての決定事項と方針を説明した。 Bリーグは2026-27シーズンから大幅な構造改革を敢行する予定で、現行の競技成績による昇降格制を廃止すると決定。2026年以降は事業規模などに応じてBプレミア、Bワン、Bネクストの3ディビション制に移行していくことが発表されている。 今回新たに発表されたのは、かねてより「6つの制度設計」として公表されていた新Bリーグで注目される「サラリーキャップ」「登録・ロスター・オンザコート」「選手流動性」「ドラフト」「カ
昇降格ありは今季まで、来季は昇格のみに 3月14日、Bリーグ(公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)は、2026 年のB.革新を見据えて2024-25シーズンではB2からB1、B3からB2にそれぞれ2クラブが自動昇格し、降格は行わないことを決定したと発表した。 Bリーグはすでに2026年から本気で世界の頂点を目指す「B.LEAGUE PREMIER」、バスケを国民的スポーツへの発展をけん引する「B.LEAGUE ONE」、次世代を担うクラブが競い、リーグの未来を創る「B.LEAGUE NEXT」と3部制にすることを発表。また2月28日には「B.革新(制度設計)」を公開し、2026-27シーズンからの実施を目指す新構想について(1)戦力(事業力・競技力)の再編により均衡した戦いを提供するためのライセンス基準の引き上げ、(2)競技成績による昇降格を廃止し、ライセンス
大学バスケットボールの全米王座を決めるNCAAトーナメントは佳境を迎えており、今週末には男女ともに厳しい戦いを勝ち上がってきた4チームによるファイナル4が行われる。今年も大きな盛り上がりを見せているトーナメントだが、特筆すべきは女子が例年以上に大きな注目を集めていることで、その原動力となっているのがアイオワ大4年のケイトリン・クラークだ。 183cmと女子では大型ガードの部類に入るクラークは、大学1年生で平均26.6得点、7.1アシスト、5.9リバウンド。2年生で平均27.0得点、8.0アシスト、8.0リバウンドを挙げるなど世代屈指の選手として躍動していた。そして3年時にも平均27.8得点、8.6アシスト、7.1リバウンドを記録。さらにNCAAトーナメントの準々決勝で41得点12アシスト10リバウンドと驚異的なトリプル・ダブルを達成。準決勝で
「2020以後」に向けた新構想6月26日に行われたBリーグの臨時会員総会で、大河正明チェアマンの再任が決まった。都合3期目で、任期は2年間となる。7月1日には「B.LEAGUE BEYOND 2020」と題された未来構想の記者発表も行われた。 2020年の夏には東京でオリンピックが開催される。スポーツ界にはそこに向けた追い風が吹いているものの、「2020以後」に苦しむ競技もあるはずだ。 Bリーグは2015年に法人が設立され、2016年9月に開幕を迎えた。昨季の実績はリーグの収益が8億→50億、クラブの合計収益は83億→215億と3年間で大きな伸びを見せている。 一方で2020年はスポンサーなど大きな契約が更新されるタイミング。「東京オリンピックまでは日本バスケを支える」考えだった会社に、次のビジョンを提示する必要がある。 大河チェアマンは構想発表の背景をこう説明する。 「僕らは2020年以
プロバスケットボールのBリーグが、開幕10年を迎える2026年に大きく変わる。B1では事業規模などの「経営力」で参戦の可否を判断し、降格をなくす。昇降格のある「Jリーグ型」から「プロ野球型」へ。変革の狙いを島田慎二チェアマンに聞いた。 広がる格差、「やりがい搾取」横行 ――降格をなくし、新しいB1の参入条件が「成績」から「経営」に変わります。 「昇降格制度を否定しているわけではありません。昇降格制度があるJリーグのスタイルを踏襲したからこそ、『昇格したい』とか『降格したくない』という思いが、経営努力を促進してきました。それがこの5年間の成長のエンジンだったと思います」 ――Bリーグが順調に成長する中で、必要な改革なのでしょうか。 「これまでの制度は一定の効果は出してきたものの、一方でクラブ間の経営力の格差はどんどん大きくなっています。初年度の営業収入は約6千万円から約12億円の間にひしめい
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