郡山市育ちの世界的な画家土橋醇︵じゅん︶を紹介する企画展﹁土橋醇展 パリ、湖南―幻想を追って﹂は2日、同市立美術館で始まり、戦後の前衛美術を代表する作家が描いた作品の数々が来場者を楽しませている。10月22日まで。 土橋は同市湖南町出身の日本画家土橋三郎の長男として東京で生まれ、三郎の早世後は湖南町に転居し少年時代を過ごした。東京美術学校油画科を卒業後、1950~60年代にかけてパリを拠点に活動し、画家藤田嗣治らと交流しながら叙情的抽象と呼ばれる画風で高い評価を得た。晩年は湖南町にアトリエ﹁愚魚庵﹂を建てたことでも知られる。 会場では、神奈川県立近代美術館所蔵の﹁火の誕生﹂など、全国の公立美術館や個人所蔵の作品約100点を展示している。華城と号した父三郎の日本画も並ぶ。初日は開会式と内覧会が行われ、品川萬里市長らがあいさつに続きテープカットした。土橋の長男で映画監督の土橋亨さんによる講演会
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