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なにしろ、「これこれこういう実装なんですよ!!」「こういうインターフェースなんですよ!!」っていうところだけあっても肝心の「なぜこのモジュールが必要なのか」っていうところが記述されていないモジュールが多い。 なにより肝要なのは「なぜ現状だとこのモジュールが必要なのか」「このモジュールをつかうとどういう場合に便利になるのか」「既存のモジュールにたいする優位性はなにか」といったところを記述するとよい。 とくに「既存のモジュールにたいする優位性」というのは重要で、これを記述していないと海外の Perl Mongers から「それ Nantoka::Kantoka でできるよ」みたいなのがいっぱいコメントがついたりする。国内からもつく。 なんてことを思った。
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 組織研究において、組織社会化とは「新参者が、組織目標を達成するために必要な知識・技術・価値観を獲得し、組織成員になっていくプロセス」をいいます。要するに、一言でいうと「新人が職場に適応し、一人前になっていくプロセス」ということになります。 例えば、今は、新入社員がそろそろ研修を終え、職場に配属された頃でしょうか。この場合、新入社員は、まさに組織社会化のまっただ中にあるということになりますね。 ▼ 昨日、大学院中原ゼミで、「組織社会化」の文献レビューを関根さん(M1)が報告してくれました。なるほど、この領域は膨大な研究知見があるのですが、印象的だったのは、「組織再社会化」という概念です。 要するに、いったんある特定の
いまから1年ちょっと前の2009年2月ごろ、世間は「内定取り消し」のニュースが盛んに報道されていました。リーマンショック以降の急激な景気の悪化で、新卒の学生を受け入れられなくなった企業が、謝罪の記者会見を開いたり、内定者の学生に補償金を支払ったりしていたのです。 そのとき私は大学4年生。就職先も決まり、卒業を目前に控えていましたが、自分と同学年の学生が内定を取り消されているというニュースを聞いてもピンときていませんでした。身近に取り消された人はいなかったし、零細企業や業績の落ち込んだ企業での話で、自分には関係ないと思っていたのです。 いまから思うと浅はかでした。なぜなら、私はその直後の2月末に突然内定先の企業に呼び出され、「内定取り消し」の事態に追い込まれるからです。 正確には、内定を自主的に「辞退」するよう迫られました。 卒業式を1カ月後に控えたタイミングで呼び出され、応接室に役員と二人
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