academismに関するtetzlのブックマーク (3)
-
本日、京都大学に入学された2,930名の皆さん、入学誠におめでとうございます。ご来賓の井村裕夫元総長、松本紘前総長、名誉教授、ご列席の副学長、学部長、部局長、および教職員とともに、皆さんの入学を心よりお祝い申し上げます。同時に、これまでの皆さんのご努力に敬意を表しますとともに、皆さんを支えてこられましたご家族や関係者の皆さまにお祝い申し上げます。 ここ京都は、三方を山に囲まれた盆地で、京都大学はその東の端に位置し、近くに吉田山や大文字山が望める風光明媚な場所にあります。この季節は、さまざまな木々が芽吹き、新緑が山々を彩ります。人々はこの鮮やかな色彩に心を躍らせ、新しい学びの場や職場でそれまでに蓄えてきた気力や体力を発揮して活動の舞台に臨むのです。本日入学式にお集まりいただいた皆さんも、この春の季節の明るい光とみずみずしい風に乗って、新しい活躍の舞台に上がろうとされているのだと思います。京都
-
-
香山リカ︵以下、香山︶ 土屋先生はご専門である哲学を軸として、その時々の時代を見つめた多数のエッセイをお書きですが、﹁生きづらい﹂と言われる現代社会をどのようにご覧になっていますか。 土屋賢二︵以下、土屋︶ 個人の選択の幅が飛躍的に広がりました。しかも、食べていくだけなら何とかなります。仕事の種類も大きく増えました。ところが個人の自由をどう使ったらいいのか、とまどっているという状況ではないかと思います。人間はまだ自由を使いこなすほど成熟していないと思っています。 香山 ポストモダンと言われる今、社会全体が共通して持っている価値観、つまり﹁大きな物語﹂が終焉し、これまで共通の枠組みに守られてきた人たちが、そこから外れてしまい、﹁自分とは何か? これからどうやって生きていけばいいのか?﹂という壁にぶち当たっているわけですね。 土屋 仮に戦争などで生きるか死ぬかの状況に置かれた場合、悩む余裕がな
-
1