運営する堀井動物園︵守山市︶は移動動物園︵動物を移送して臨時の動物展示を行う運営形態︶を看板とする業者。’82年創業の老舗だ。滋賀県知事の許可を得て﹁第一種動物取扱業﹂として登録している。一部では有名な業者だと言っていい。法令違反やボヤ騒ぎ、動物を逃がすなど、お騒がせ事例に事欠かないからだ。 園長の堀井嘉智氏は今年3月、大津地方検察庁に書類送検された。特定動物︵人に危害を加える恐れのある危険な動物︶であるハクトウワシとアビシニアコロブス︵オナガザル科の霊長類︶の無許可飼育︵動物愛護管理法違反︶が’15年9月に発覚。動物保護団体﹁PEACE﹂は’17年に滋賀県に情報公開請求を行い、この事実を知る。守山警察署に見逃されていることを指摘したものの、守山警察署の腰は重かった。 ﹁捜査がまったく行われていなかったので、公安委員会に苦情申し立てを文書で行いました﹂︵﹁PEACE﹂の東さちこ代表︶ これ