SaaS、IaaS、PaaS……最近﹁○aaS﹂という単語を目にする機会が増えた。何となく﹁クラウドを使ったサービス﹂ということは分かるが、詳しい違いを即答できるだろうか。 各単語にある﹁aaS﹂は﹁as a Service﹂の略で﹁サービスとしての﹂という意味。つまり、今までPCで使っていたソフトウェアや演算機能をインターネット経由で提供するサービスということだ。 最初のアルファベット一文字が、サービス化された特定の概念を表す。例えば﹁SaaS﹂なら﹁サービスとしてのソフトウェア﹂。頭に任意の文字を意味する﹁X﹂を付けて﹁XaaS﹂︵X as a Service︶とも総称する。各XaaSはどんな意味なのか。アルファベット順に見ていこう。 なお、﹁○aaS﹂と付くサービスは語呂合わせから特定の製品名までいろいろある。ここでは、基本的にクラウド関連のXaaSを取り上げるが、一部それに限らない