ポイント 抱っこして歩くと赤ちゃんの泣く量や心拍数が顕著に低下 哺乳類の仔がおとなしくなり運ばれる「輸送反応」には触覚、固有感覚と小脳皮質が必要 子は輸送反応により親の育児に協力 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、哺乳類の子どもが親に運ばれる際にリラックスする「輸送反応」の仕組みの一端を、ヒトとマウスを用いて科学的に証明しました。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)黒田親和性社会行動研究ユニットのジャンルカ エスポジート(Gianluca Esposito)国際特別研究員と吉田さちね研究員、黒田公美ユニットリーダーらと、精神疾患動態研究チーム、トレント大学、麻布大学、埼玉県立小児医療センター、国立精神・神経医療センター、順天堂大学による共同研究グループの成果です。 私たちは、母親が赤ちゃんを抱っこして歩くと泣き止んで眠りやすいことを、経験的に知っています。同
中川正春文部科学相は2日の閣議後会見で、学校給食の食材に含まれる放射性物質に絡んで示した「1キログラム当たり40ベクレル以下」との目安について「測定機器の機種選定の目安で申し上げた。機器の検出限界で話をした40ベクレルが独り歩きしてしまった」と述べた。学校給食で使う食材からの内部被ばくを抑える目安として受け止められたことに対し「説明に誤解があった」と釈明。「最終的には厚生労働省の基準(現行は水や牛乳200ベクレル、野菜や肉500ベクレル)に基づいて対応していくことになると思う」と述べた。 文科省は11月30日、自治体による検査の支援事業の実施に向け、東日本の17都県の教育委員会に通知を出した。購入機種の検出限界として「1キログラム当たり40ベクレル以下」を示し、40ベクレルを超えた食品を取り除いた給食の提供などを例示。森ゆうこ副文科相は1日の定例会見で「40ベクレルを上回る食品は給食では使
<< 前の記事 | トップページ | 2011年07月29日 (金)ここに注目! 「救急データを生かし乳幼児の事故を防ぐ」 《前説》 乳幼児の救急事故が多いため、東京消防庁が初めて乳幼児の救急データを詳しく分析した結果がまとまりました。山﨑解説委員に聞きます。 乳幼児の事故はそんなに多いのですか? 年齢別に事故で救急車で運ばれた人数を、平成22年までの5年間の平均で調べたところ、最も多かったのは1歳児でおよそ2300人で、2位の80歳を上回りました。グラフをみると0歳から5歳までの乳幼児の事故が他の年代に比べて多くなっていることがわかります。 乳幼児は這うことから始まり、つかまり立ち、歩き出すというように、短い期間に動きが活発になっていきます。ついついそれまでと同じように接していて、事故になったケースが多いのではないかとみられています。 《アナ》調査で注目されることはなんですか? 《山
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