社会とかんぽ生命保険に関するtikuwa_oreのブックマーク (3)
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かんぽ生命と日本郵便の保険販売で昨年度、顧客に無断で書類を偽造して契約するなどの不祥事があり、法令違反として金融庁へ届け出ていたことが内部文書でわかった。文書には保険業法違反などの事例が3件記され、営業成績の不振といった重圧が原因と分析。重いノルマから違法行為に走る郵便局員もいる実態が浮かぶ。 これまで判明した顧客に不利な乗り換えなど9万件超の契約は法令違反かどうかが現時点でわからず、かんぽ側が契約の実態を調査している。今回の3件は法令違反として届けており、より悪質な事案になる。 朝日新聞が複数の日本郵便関係者から入手した今春発行の局員向け文書﹁適正募集ニュース﹂によると、50代課長は顧客に無断で申込書を作って手続きした。成績があがらず﹁大きなプレッシャーを感じていた﹂という。親しい顧客なので事情を後で話せば許されると考えて偽造。加入した覚えのない保険証券が顧客へ届いて発覚した。ニュースは
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﹁ざんげしたいことがあります﹂。保険営業を担当する関西の郵便局の男性局員が重い口を開いた。 ︻写真︼﹁あと2件アポ取れるまでは社員にも負荷を﹂郵便局幹部に上司から送られたメール 男性は数年前まで、本来は保険に加入できない持病のある人に﹁告知の必要はない﹂と虚偽の説明をし、契約を結んでいた。 この方法で契約させた40代の女性は持病が悪化して入院。かんぽ生命は﹁告知義務違反﹂を理由に保険金の支払いを拒否した。女性は﹁局員に告知しなくていいと言われた﹂と抗議したが、男性は会社の調査に﹁そんな説明はしていない﹂とうそをつき通した。 上司から求められた1日5件の見込み客宅への訪問。訪問先がないときは、目的外使用が禁じられているゆうちょ銀行のデータを見て、資産がある顧客に電話をかけ続けた。多いときで1日50件。﹁制度が変わった﹂﹁相続税対策の説明をしたい﹂というのは表向きの訪問理由で、目的はもちろん保
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昨年6月、山口県山陽小野田市の女性︵71︶宅を訪れた親族男性が、郵便受けにあった2通の督促状を見つけた。送り主はかんぽ生命保険。滞納分の保険料約42万円の支払いを求める内容だった。 ︻写真︼﹁あと2件アポ取れるまでは社員にも負荷を﹂郵便局幹部に上司から送られたメール 女性は軽度の認知症を患い、小学校時代から引きこもりがちだった長男︵42︶と2人暮らし。親族男性が女性宅を探すと、保険証書が次々と見つかった。2017年5月に一度に5件、その後も契約を繰り返し、1年間で11件の保険に加入させられていた。うち5件は、ほとんど同じ内容の終身保険だった。 女性の収入は年金など月約13万円。保険によって死亡や入院時の保障が受けられるとはいえ、月額保険料は支払い能力を大幅に超える25万円以上に上っていた。 ﹁分からない。郵便局の人に任せているから﹂と女性。通帳を確認すると、1年間で支払った保険料は200万
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