今日このエントリーを書くのは、とても勇気が要る。というのも、きっとそれは私の内面を晒すことになるだろうし、その内面とやらはとても褒められたものではないからだ。むしろ、弱くて、醜くて、本来ならとても他人様に見せられたようなものではないからだ。 でも、このまま何食わぬ顔をしてまた日常に戻っていくことはできそうにないし、それこそ、彼に顔向けすることができそうにない。だから、ここに、きちんと自分の気持ちを書いておこうと思う。それが、私なりの懺悔になればと思う。 そもそも、たったいま﹁彼﹂と書いたけれど、この表現だけでも数分間は迷った。﹁彼﹂ではなく、﹁彼女﹂なのかもしれない。でも、出会ったときには﹁彼﹂だったはずだ。いや、私が勝手に﹁彼﹂だと思っていただけで、本当は最初から﹁彼女﹂だったのかもしれない。 きっと、本人は一生問い続けてきたのだろうと思う。私などこの一文を書くためにたった数分間の逡巡で