対象読者 様々なプロダクトへ AWS アカウントや環境を提供する SRE / CCoE チームを想定しています。 マルチAWSアカウント環境 SRE / CCoE は各プロダクトが安全かつ便利に AWS を利用できるよう、AWS アカウントの設定・払い出しや周辺コンポーネントの提供(踏み台・ID管理・ログ収集 etc...)を行います。 個別プロダクトの基盤設計や構築は行いません。 私の担当案件では 100 以上の AWS アカウントを提供しています。これでも多いとは言えず、例えば NTT ドコモでは 2,000 以上の AWS アカウントを管理[1]しているそうです。 セキュリティ対応方針 セキュリティグループの全開放や S3 バケットのパブリック公開など、AWS リソースの不適切な設定についての対応を考えます。 ゲート型 IAM ポリシーやサービスコントロールポリシー (SCP) で
自分が管理する全 OSS の Issue や Pull Request を 1 つの GitHub Project に集約 タイトルの通り、自分が管理する全 OSS の Issue や Pull Request (以下 PR) を 1 つの GitHub Project に集約した話を紹介します。 自分は様々な OSS をメンテしており、様々なリポジトリで作られる GitHub Issues や PR を日々ハンドリングする必要があります。 しかしこれだけリポジトリの数が増えると一つ一つリポジトリを巡回してハンドリングしていくのは困難です。 ユーザーによって issue や PR が作成・更新されるとメール通知で気付けるようにはなっていますが、色々な issue や PR に対応しているとつい存在を忘れてしまうこともあります。 また Renovate の PR がマージされずに放置されたり
Cloud Monitoring でサポートするクエリ言語 Monitoring Query Language (MQL) が 2024/10/22 以降に推奨クエリ言語でなくなります Cloud Monitoring の Metrics Explorer や アラートポリシーで時系列データの収集やフィルタリングを行うための Google Cloud 独自のクエリ言語である Monitoring Query Language (MQL) が 推奨クエリ言語ではなくなるというアップデートが公開されましたので共有します。 先にお伝えしますが、MQL で作成した既存のダッシュボードやアラートポリシー自体が利用不可となったり移行が必要となることはありませんのでご安心ください。 詳細は以下ドキュメントをご参照ください。 アップデート概要 2024/10/22 に MQL が推奨クエリ言語でなくなり、
Windowsで致命的な問題が発生した際に表示されるブルースクリーン(BSOD)は、Windowsを使っていないユーザーでも名前を知っているほど有名な存在かもしれません。 このブルースクリーン画面を自由にカスタマイズして作成することができるジョークサイトが「Fake Windows BSOD」です。 作者のJay Thanawut氏は、サイトを作成した理由を次のように説明しています。 Hi, I’m Jay. I created this website to make memes. Currently, due to a misconfiguration by CrowdStrike, there’s a global BSOD affecting Windows users. You can easily create and customize your own BSOD memes
2024-07-22 はじめに nginxとそのフォークのfreenginxはAgeレスポンスヘッダーの値を一切更新しないという挙動になっていましたが、freenginxではそれが改善されたという話です。 ただし、コミットはされましたがリリースはまだです。おそらく次のリリースに含まれると思います。 過去 2012年に#146 (Age header for proxy_http_version 1.1) – nginxというイシューは作られていましたが、対応されないままになっていました。 今回の経緯 2024-06-14 nginx-develメーリングリストにパッチを投げてみました。 が、出来が悪かったようで[PATCH 0 of 3] Update Age response header correctly、コメントがつきませんでした。 2024-06-20 freenginx-dev
MySQL 8.4 LTSにおけるセンシティブなキーワードの廃止について ソフトウェアの世界では、かねてからプログラム上で使用されているセンシティブなキーワードの置き換えが進められてきましたが、2020年頃からの「Black Lives Matter」(BLM)運動が広がった時期に MySQL でもバージョン8.0より差別的と捉えられる可能性があるキーワードの置き換えが進められてきました。 2020年1月にはコミュニティバグ上に機能リクエストが起票され Bug #99806 replace master/slave terminology with primary/replica Submitted: 8 Jun 2020 16:30 Reporter: Steve David https://bugs.mysql.com/bug.php?id=99806 2020年7月には MySQL
TCP(+TLS)上でQUICおよびHTTP/3の通信を行うことを可能にする『QUIC on Streams』という仕様がFastlyのOku Kazuho氏らによって提案されている。 今年3月に行われたのIETF119で提案されている。 仕様は、TCP/TLS上でQUIC通信を行う『QUIC on Streams』と、それを使ってHTTP/3通信を行う『HTTP/3 on Streams』に分かれている。 『QUIC on Streams』 『HTTP/3 on Streams』 今週IETF120があるので、キャッチアップしておく。 モチベーション この提案の背景にあるのは、WebTransportといったHTTP上で動作する新しいプロトコルを設計する際に HTTP/3版とHTTP/2版の両方を設計・メンテナンスを行っているところにあります。 (引用: IETF119スライドPDFより
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