こじつけが多かった、今回の解散の大義名分 私がそれまでの﹁選ばれる立場﹂から﹁選ぶ立場﹂にスタンスを移してから、かなりの時間が経った。 それでも、突然の解散風に、本能的に身を構える習性は、いまでも、なかなか治りきらないものだ。 それにしても、今回の安倍総理の突然の解散宣言には、びっくりした。 当初、私は、この突然の解散権の行使に対し﹁国民は無投票で応じる権利があるのでは?﹂などと、ツイッターで諧謔気味に囁いた。 そして、思った。 ﹁まるで、これは、総会屋を避けて、突然に株主総会を開くようなもんではないか?﹂ と。 ところが、その後のこれまた衝動的な民進党の解党と希望の党の出現、それに派生した立憲民主党の出現によって、私の抱いていた﹁国民総無投票論﹂は一旦たち消えた。 そもそも、安倍総理の解散の大義名分には、こじつけが多い。 その最大のこじつけが、﹁消費税増税分の使途入れ替え変更﹂だ。例えて
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