このところ世間をにぎわせ続けている大相撲。この1年だけでも、度重なる暴行事件や女人禁制問題、協会内紛劇など、さまざまな問題が取り沙汰される一方で、﹁スー女﹂︵※相撲好きの女性︶ブームや新大関の誕生など明るい話題も多く、本場所は連日の満員御礼。いったいなぜ、次々と問題が起きるなか、大相撲は愛され続けているのでしょうか? そこで今回、早稲田大学とも縁深い3人の好角家︵※相撲ファン︶に、大相撲の魅力を語ってもらいました。まずは漫画家としてだけでなく好角家として広く知られ、日本相撲協会の外部委員を務めたこともある、やくみつるさん︵商学部卒︶。2人目は、女性スポーツアナウンサーの草分けで、オリンピックをはじめ世界の現場で取材を重ね、現在もスポーツ・コメンテーターのとしてご活躍の宮嶋泰子さん︵第一文学部卒︶。そして、スポーツ社会学を研究する傍ら早稲田大学相撲部部長も務めるリー・トンプソン教授︵スポーツ