報道陣に囲まれる中、勝野成治常務執行役員に﹁うどん県﹂表記を認めるよう求める要望書を手渡す要潤さん︵右︶=東京都千代田区の郵便事業会社で2011年12月6日午前10時49分、鈴木理之撮影 ﹁うどん県﹂という宛名で郵便物が届くようにしてください--。香川県が6日、知名度抜群の讃岐うどんにあやかって県をPRしようと、俳優演じる﹁うどん県副知事﹂を郵便事業会社︵東京都千代田区︶に派遣し、前代未聞の“要望”を試みた。 訪れたのは、10月に始まったPRキャンペーンで﹁うどん県副知事﹂を務める同県出身の俳優、要潤さん。要さんは取材陣に囲まれ、郵便事業会社の担当者に頭を下げた。同社は﹁﹃うどん県﹄とあっても郵便番号が書かれていれば届くと思う。郵便番号がなくても、市や町の名前から届けるよう努力する﹂と柔軟な姿勢だ。 香川県は今年度、2300万円を投じ、県出身の俳優やタレントを起用したイメージ重視のPR動画