★★★★☆ ︵評者︶池田信夫 生命保険のカラクリ (文春新書) 著者‥岩瀬 大輔 販売元‥文藝春秋 発売日‥2009-10-17 おすすめ度‥ クチコミを見る 大手生命保険会社に就職した私の友人が、3年ほどでやめて大学院に入り直した。理由をきいたら﹁客をだましてもうける仕事がいやになった﹂という。彼の話では、日本の生保は﹁生保のおばちゃん﹂を使って彼らの親戚を加入させ、外務員を使い捨てて加入者を増やしていくビジネスで、金融商品としてのリターンはマイナスだという。 おばちゃんは﹁万が一のときに備えるとともに利殖にもなる﹂と勧誘するが、そんなうまい話があるだろうか。次の二つの医療保険があるとして、あなたはどっちに加入するだろうか? 保険料が10万円で、病気になったら医療費を払ってくれる﹁掛け捨て﹂ 保険料が20万円で、病気になったら医療費を払い、無事に満期を迎えたら10万円の﹁ボーナス﹂が払い
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