第2のゴールデンウィークと呼ばれる国慶節の休み。10月1日から7日までの間には、延べ4億8000万人が旅行に出ると予想され、移動の人数は前年同期に比べて13%も増加した。 高額商品は海外で買いたい 相変わらずの盛況ぶりだが、今年はその旅行の中身に変化が起きていた。 ﹁実は、国内旅行が低調だったのです﹂ と語るのは、上海の旅行業界の関係者だ。 ﹁中国国内の観光地として有名な、例えば世界遺産でもある四川省の九寨溝は、昨年に比べ約40%も観光客数が減り、黄山など中国の五大山でも約30%減と落ち込みました。これにつれ各観光施設の入場料収入も対前年比で4.75%減になっています。つまり、ここから分かるのは、中国人の旅行は、いまや国内ではなく、海外に行って楽しむ傾向が顕著になったということです﹂ 金持ちになれば外に目が向くのも自然なことだが、問題はここに国内をあえて避ける現象が見られることだ。 ﹁休日