2週に渡って,JAXBを使用したアンマーシャリング/マーシャリングを解説してきました。とはいうものの,そこで扱ったXMLドキュメントは,すべてファイルでした。 そこで,今週はファイルではない対象を扱ってみましょう。 取りあげるのはStAXとDOMです。もちろん,StAXもDOMもXMLパーサなので,単独でXMLドキュメントを解釈することが可能です。 では,なぜ複数のパースを組み合わせる必要があるのでしょうか。 たとえば,長大なXMLドキュメントの一部しか必要がない場合はどうでしょう。SAXやStAXで必要なところまで読み飛ばし,必要なところだけJAXBでアンマーシャリングします。もちろん,そのままSAXやStAXでパースしてもかまいませんが,スキーマがある場合はJAXBが簡単です。 また,DOMとXPathを組み合わせれば,必要な部分をクエリーすることが簡単にできます。必要な部分が見つかれ
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