2018年の年明け早々、新たに発見された﹁プロセッサの脆弱︵ぜいじゃく︶性﹂に関して、さまざまな情報が飛び交い、一部では誤解や混乱を招いている。 始まりは、英IT情報サイトのThe Registerが公開した1月2日︵現地時間︶の記事だ。﹁Intelプロセッサのバグが発見され、ハードウェアの変更が必要であり、ソフトウェアでのセキュリティ対策はパフォーマンスの大幅な低下を引き起こす﹂との内容で、このニュースが駆け巡って世間を騒がせた。 その後、Googleはこの脆弱性の情報ページを公開し、Intelが﹁同様の脆弱性はAMDやArmにもあり、対策で協力中﹂と発表。Microsoftが﹁セキュリティ対策による性能への影響は一般ユーザー︵コンシューマー︶では限定的﹂と報告するなど、関係各社がその影響や対策について、次々と情報を公開しており、一連の騒動の概要が判明してきた。 今回のこの騒動で何が問題