午後3時、突然﹁全員解雇﹂ サブプライムで会社破綻︵1/2ページ︶2008年11月2日22時13分印刷ソーシャルブックマーク 説明会に集まった元社員に突然配られた解雇通知=小宮路勝撮影 米国発の金融不況の波が、日本の生活を脅かしている。不況の波は様々な業界に広がりつつあり、順調に成長していたかに見えた会社にも、余波が押し寄せている。ふだんどおりに出社した人がある日、突然、会社の倒産を知る。そんなことが現実に起きている。︵宮地ゆう︶ 何かおかしい――。東京都港区に本社がある不動産賃貸の家賃保証会社﹁リプラス﹂に勤めていた河原久永さん︵37︶が異変を感じたのは、﹁その日﹂の朝だった。9月24日。朝礼で次長が﹁今月は給料の支払いが29日になります﹂と言った。いつもなら明日が給料日のはずだった。 ﹁ちゃんと25日に支払って欲しいんですが﹂。朝礼後、課長に言うと、﹁午後3時ごろになったらわかるから