生命保険大手﹁明治安田生命﹂︵本社・東京都︶の大阪市内の営業所に勤めていた保険外交員の女性6人が近く、男性所長︵当時︶のパワーハラスメント︵パワハラ、地位を利用した嫌がらせ︶によって体調を崩したり会社を辞めざるを得なくなったとして、明治安田生命と所長を相手取り慰謝料など計3850万円の損害賠償を求める集団訴訟を大阪地裁に起こす。 訴状によると、原告6人は06年当時、明治安田生命今里営業所︵大阪市東成区︶で保険外交員として勤務。同年4月に就任した男性所長が▽気に入らない外交員を﹁そんな態度だから契約が取れんのや﹂などと怒鳴る▽お気に入りの外交員にだけ便宜を図るなどの差別▽書類管理ミスなどの名目で私的に罰金徴収−−のパワハラを繰り返したと主張。その結果、体調を崩すなどして、退職する外交員が相次いだという。 原告の一人︵50︶がパワハラとして07年3月、本社コンプライアンス部門に内部通報。し