﹁八寸﹂こそ日本酒最強のアテである みなさんこんにちは、カゲゾウです。会席・懐石料理コースの中頃で出される﹁八寸︵はっすん︶﹂は、その名のとおり八寸︵約24cm︶四方の木盆に、海のごちそうや山の旬の幸を数種類盛ったぜいたくなお皿です。 ﹁おいしいものをちょっとずつ﹂が楽しめる八寸を肴に日本酒をチビチビやる。 これ以上の幸せが他にあるでしょうか。 もちろん通の方に言わせれば、﹁酒は手の甲に盛った塩をなめつつ飲むものだ!﹂とか ﹁コノワタ・ウニ・カラスミの三大珍味を外すなんてこのタワケが!﹂など、百家争鳴︵ひゃっかそうめい︶必至のことでしょう。 そもそも八寸は料理の盛り合わせですから、季節によって食材も変わるオールスターズなわけで、他のアテと比べること自体が反則ではあります。 それでもお店で亭主が趣向を凝らした八寸が出てくると、見た目だけでもテンションがあがりますし、﹁どれから食べようかな~﹂