ドナルド・トランプ前米大統領が刑事責任を問われることは、周知の事実だった。そして今回、彼が事業記録の改ざんをめぐる34件の重罪に問われていることが明らかになった。 ニューヨーク州で事業記録の改ざんは通常は軽罪の扱いだが、他の犯罪の隠蔽︵いんぺい︶を目的としたことから重罪の扱いにしたと検察は説明している。有罪となれば、刑務所で服役する可能性がある。 ニューヨーク・マンハッタン地区検察のアルヴィン・ブラッグ検事は、前大統領の起訴について、﹁この事件は、多くのホワイトカラー事件と同様に、疑惑に満ちている﹂、﹁誰かが自分の利益を守るために何度も何度もうそをつき、私たち全員に適用される法律から逃れようとしているという、疑惑に満ちている﹂と述べた。