![宮﨑駿『君たちはどう生きるか』 - 青春ゾンビ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1bd13573cd14395a009f837314c6f20d068ae2c8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fh%2Fhiko1985%2F20230717%2F20230717133542.jpg)
なんも考えずテキトーに思いつくままぽつぽつと書きます。 ボスラッシュ面みたいなセルフオマージュの嵐というか、集大成というか、走馬灯というか。「いやー観た観た」という感じになれたので俺はとても良い気分になった。俺の倍以上生きてるジジイがこんなんやってるんだから俺もまだまだへこたれちゃいれねえなと有り難く思った。面白い面白くないは人それぞれで良かろうとは思うが、現時点で見かける感想の「面白くない何故ならこういうところが全然ダメ」みたいなやつには「いいや、こういう意図でやってるんだよ、そんなこともわからないのか、何もわかっちゃいない」とまでは言わないが「そこはたぶんこういう意図でやってるんじゃないかな」と言える程度に特に破綻はなかったけどなぁ、くらいは思う。今更、ジジイの宮崎駿に時代性に即したアップデートなんざ求めてる方がどうかしてるし、もはや作家性くらいしか求めるところはない。まあポニョの時と
会社を途中で抜けて、『君たちはどう生きるか』を観て、そのまま用事を二つこなして夏祭りまで行って疲れているので、つらつらと書く。 想像していた通りだが、アニメーションとしては面白くなかった。『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』もそうだったが、『千と千尋の神隠し』の大成功以降、宮崎駿はストーリーにあまり興味がなくなったように思える。 話の流れが不自然でも、迸るイメージが素晴らしければ確かに一つの作品になりうる。(五十嵐大介の『はなしっぱなし』はまさにそういう作品だろう。) ただ、そういう作品は想像力が衰えた後ではなく、衰える前の若い頃にやるべきではと思う。 前半の豪邸の背景描写はよかったものの、後半のファンタジー描写は、他人の宴会に突然参加させられたような居心地の悪さを感じた。 それでもなお、本作を観ていて凄まじいと思ったのは、宮崎駿のマザコンとエゴイズムだ。 誰だって自分のことを良い人間とし
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