言いたいことはわからないではない。全体はわからん。基本的にヘーゲル的な枠組みと数学モデル的な枠組み以外、自分はおよそ理解として受け付けないのかもしれない。 叛逆―マルチチュードの民主主義宣言 (NHKブックス No.1203) 基本だが、﹁マルチチュード﹂は、社会契約を結ぶ前の﹁多数︵マルチチュード︶﹂を問うているのだろうと思う。この訳本では﹁構成的権力﹂と奇妙な訳が与えられ、なんか説明が付いているが、普通に"constituent power"として考えてよいし、憲法制定権として別に問題があるようには思えない。まあ、訳者の言いたいことも、この本の全体像からはわかる。 基本、憲法制定権は国家に集約され、その上位に、帝国を想定していくというのがネグリらの考え方なのだろうと思うが、個別に批判されている現代国家の病理については、私などからすれば、十分にリバタリアニズムで足りると思うし、リバタリア
![アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート著「叛逆―マルチチュードの民主主義宣言 (NHKブックス No.1203)」読んだ。 - finalventの日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2f2ac47328f6c9ac9d0f15ecc3c32126af7f776b/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fimages.amazon.com%2Fimages%2FP%2F4140912030.01._PC_SCMZZZZZZZ_.jpg)