Kou音楽雑感と読書感想を主に、初老の日々に徒然に。 ブログタイトル﹃氷雨月のスケッチ﹄は、はっぴいえんどの同名曲から拝借しました。 坂本龍一は今年、文藝月刊誌﹁新潮﹂︵8月号︶で﹁告白﹂をおこないました。二十代の前半、音楽仲間である大貫妙子といっしょに暮らしていたというのです。大貫の一連の作品において、坂本が深く関与してきたことは周知の事実ですが、恋愛・同棲関係まであったとは驚きました。 坂本の寄稿タイトルは、﹁ぼくはあと何回、満月を見るだろう﹂です。同誌7月号から始まったこの連載では、ステージ4のがんに冒された闘病を語ると共に、自叙伝的にこれまでの歩みをふりかえっています。大貫の記述はその一部にすぎないのですが、大貫・坂本のファンのひとりとして、楽曲の向こうの人間模様に思いを致し、嘆息してしまいました。同時に、大貫、坂本、そして坂本の元妻・矢野顕子らの若き日々を書いた者として、早くに知
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