ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した無数の銀河の画像中に、複数の小惑星もとらえられていた。スナップ写真などに無関係な人が写り込んでしまう「フォトボム」の、いわば宇宙版だ。 【2017年11月10日 NASA/HubbleSite】 スナップ写真や記念写真に偶然、あるいはわざと無関係な人が写り込む現象や行為のことを「フォトボム(photobomb)」という。天体写真であれば鳥や飛行機、人工衛星などの写り込みがフォトボムと言えるだろう。 その究極版とも呼べるような画像が、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)によってとらえられた。メインの観測ターゲットは数十億光年も彼方にある銀河、そこに写り込んでフォトボムを起こしたのは小惑星だ。 HSTは「フロンティア・フィールド」と呼ばれるサーベイ観測の一環として、他の天文衛星や望遠鏡と共に6つの銀河団の観測研究を行っている。以下の画像はそのうちの1つ、くじら座の方向約40
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