テーマパークに遊びに行くと、﹁古めかしく作ってあるもの﹂を見ることが多い。たとえば西部劇に出てきそうな雰囲気をリアルに再現したアトラクションの中に入ると、吊り下げられたランプだとか、ドアの取っ手だとか、そういうものがちゃんと大昔からそこにあるように錆びついた色合いになっている。 でも、当たり前だけどあれはその時代からそこにあったわけではなく、ピカピカの新品をその時代のものっぽく加工してあるのだ。 新品を古めかしく見せる塗装技術を﹁エイジング﹂というらしい。﹁アンチエイジング﹂じゃなくて﹁エイジング﹂。時間を一気に進ませる技術なのだ。 その﹁エイジング﹂の仕事をしていた友達がいる。どのような現場で働いていて、どんな技術やノウハウがそこにあるのか、気になったので話を聞いてみた。
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