京都市東山区の清水寺で、秋恒例の「夜間特別拝観」が18日から始まる。17日夜には内覧会があり、見頃を迎えつつあるモミジ約千本が光をまとって鮮やかに浮かび上がった。 秋のライトアップは1993年から行い、今年も境内に約500基の照明を設置した。モミジは例年並みに色づき始め、そろそろ見頃を迎えそうな様子だという。 境内では、日暮れとともに背景となる街並みが輝きを増し、眼下に広がるモミジを引き立てた。観音の慈悲を表現するサーチライトが西に向かって光の筋をつくり、清らかな雰囲気を醸し出していた。 特別拝観は30日まで。午後5時半に点灯し、受け付けは午後9時まで。拝観料大人400円。期間中は「月の庭」で知られる塔頭・成就院の特別拝観(有料)も日中と夜間に分けて行う。
2022年の祇園祭・後祭(あとまつり)の巡行復帰を目指す鷹山が6日午後、試し曳(び)きを行った。巨大な車輪が取り付けられた「休み山」がゆっくり動き、196年ぶりとなる巡行本番に向けて大きく前進した。 この日は安井杢(やすいもく)工務店の京都府京丹波町にある加工場で、作事方や大工方、手伝い方と呼ばれる人たちが縄を巻いて木部を組み上げて完成させた。地元の人たちも加わった試し曳きでは、「エンヤラヤー」と音頭取りの威勢のいい声に合わせて数十人が綱を引くと、車輪をきしませながら十数メートル進んだ。辻回しなどの方向転換も成功した。 鷹山保存会の山田純司理事長は「鷹山が長い眠りからさめ、命が吹き込まれたようだ」と話した。 懸装品(けそうひん)を全て付けた最終の試し曳きを、来年5月に予定している。 鷹山は応仁の乱以前から巡行し、江戸時代の文政年間の巡行時に大雨で懸装品が汚損して以降、休み山となった。
兵庫県の淡路島で、所有者が亡くなって長年、放置され老朽化が進んでいる高さ100メートルの巨大な観音像の解体に向けた準備が14日から始まりました。近畿財務局が8億8000万円かけて取り壊すことにしています。 兵庫県淡路市にある「世界平和大観音像」は、高さおよそ100メートルの鉄骨造りで、民間の観光施設として1982年から2006年まで内部が公開されていましたが、所有者が亡くなって放置され、老朽化で壁の一部が落下するなど危険性が高まっていました。 像と敷地は親族が相続を放棄したため国の所有となり、近畿財務局が再来年の2月までに8億8000万円かけて取り壊し、さら地にする方針です。 14日朝は、工事を請け負う建設会社の作業員およそ10人が周辺の雑草を刈り取り、囲いをつくる準備を行いました。 近畿財務局によりますと、解体はことし12月から予定していて、1万9000平方メートルある敷地は、地元の自治
吉田神社の追儺式。厄災を象徴する3匹の鬼が、矛と盾を手にした方相氏に追われる(2019年2月2日、京都市左京区) 新型コロナウイルス特措法に伴う緊急事態宣言が京都府に再発令されたことに伴い、2月の節分行事にも影響が出始めている。連綿と続いてきた伝統行事の中止を、急きょ決めた社寺も多い。季節の変わり目に鬼を追い、福豆まきを楽しみ、招福を願うにぎやかな京の風物詩が一変しそうだ。 今年は1897年以来124年ぶりに立春が2月3日となり、2日が節分となる。京都市左京区の吉田神社は、厄災を象徴する鬼が四つ目の仮面をかぶった「方相氏(ほうそうし)」に追われる「追儺(ついな)式」を節分前日の1日夜に計画していたが、発令を受けて中止を決めた。当初は儀式の時間を公表せず実施する予定だったが、緊急事態宣言が2月まで続くことで断念したという。2日夜に古いお札などを燃やす「火炉祭(かろさい)」も取りやめる。参拝者
毎年12月31日の深夜は、王子の町に狐のお面をかぶった人や狐メイクの人々と、行列を見物するために集まった観客で非常に賑わいます。この狐の行列には事前の申し込み(参加費用1000円)をすることで、一般の方も参加することができます。公式ページ(本文下MEMO参照)の申し込みフォームから申し込むことができます。 参加できる人数には定員がありますが、事前の申し込みが定員に満たなかった場合は当日参加も受け付けるということです。ただし行列に参加するためには条件があるのでご注意ください。 行列に参加するためには和装が必須になります。王子の狐行列は「初詣のために装束を整えた狐の行列」のため、和服と言っても祝い寿ぎと無縁のもの(季節はずれの浴衣や武者装束などの装束、狐の耳のカチューシャや尻尾など)認められません。 また、狐の行列ですので狐顔メイクか狐面が必須となります。メイクと狐面の併用はOKです。メイクは
京都市東山区の八坂神社で大みそかに行われる伝統行事「おけら詣り」に近年、外国人観光客が急増し、雑踏警備を担う京都府警東山署が対応を迫られている。参拝者が密集して将棋倒しが起きるのを防ぐため、今年初めて外国語で行列を誘導する「DJポリス」を配置。外国語に不慣れな警察官が戸惑わないよう、迷惑行為を注意する外国語のフレーズをまとめた小型冊子も作成し、同署は「多くの人が安心して新年を迎えられるように万全を期したい」としている。 八坂神社によると、おけら詣りには例年約20万人の参拝者が訪れる。会員制交流サイト(SNS)のツイッターやインスタグラムで日本独特の風習を体験できるなどと紹介され、数年前から外国人観光客が増加。長蛇の列が境内の外まで続くほど混雑するようになったという。安全を確保できないとして、参拝者に振る舞われてきた「おけら酒」は昨年に続いて中止される事態となっている。 こうした状況下、東山
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く