GIS に携わったことがある方なら一度は﹁オープンデータ﹂という言葉を聞いたことがあるかもしれません。なぜなら GIS にとってデータは欠かせないものであるからです。 GIS で扱うデータには、企業が有償で販売しているデータや、国が無償で提供しているデータなど、さまざまな提供形態のデータがあります。これらのうち、どのようなデータをオープンデータと呼ぶのでしょうか? 本ブログではオープンデータとArcGISでの対応についてより深く知るために6回にわたって記事を掲載していきます。今回はその第1回目です。 無償で提供されているデータはすべてオープンデータ? オープンデータの﹁オープン﹂という言葉は﹁開かれた﹂という意味なので、広く公開されたデータ、すなわち無償データというように捉えがちですが、厳密にいうとそうではありません。無償データであっても二次利用 (加工して再利用すること) が