![H3ロケット3号機がいよいよ打上げ これからどんな活躍をする?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2812c1a8d27b138ef475898eaad15b81c5b3f345/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.watch.impress.co.jp%2Fimg%2Fipw%2Flist%2F1603%2F869%2Fjaxa00.jpg)
カシオ計算機は29日、JAXAと共同で月面基地での活用を想定した測位システムの実験を始めると発表した。 カシオ計算機は11月29日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同で月面基地での活用を想定した測位システムの実験を始めると発表した。カシオの位置測位システム「picalico」(ピカリコ)を使った実験を神奈川県相模原市内の野球場で12月3日まで実施する。 野球場を月のクレーター、フィールド上を移動するトラクターを月面探査車に見立て、観客席に設置した複数のLED灯から可視光通信の信号を送信する。これをトラクターのカメラで捉え、算出したトラクターの現在位置の精度を検証する。 JAXAは継続的な月面探査のため2030年以降に月面基地を設ける構想を持っているが、月には探査車などの移動に必要なGNSS(衛星測位システム)がない。このため2020年6月の「第6回研究提案募集」で位置計測・推定技術を募
研究者たちの予想に反し、小惑星リュウグウは隙間だらけの物質でできた天体だった──宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月17日、小惑星探査機「はやぶさ2」によるリュウグウの探査活動の研究成果を発表した。 小惑星リュウグウの1日の最高温度の分布(左)と、各地点で観測された一日の温度変化(□マーク)と理論計算に基づく予測値(実線と破線)の比較(右) リュウグウのような炭素質の小惑星は、46億年前の太陽系形成時の情報を保存している“化石”のようなものと考えられている。研究チームは今回、赤外線カメラでリュウグウを1自転分撮影したサーモグラフィーから熱の分布などを解析することで、リュウグウの地形や地質構造を調べた。 データを解析すると、地球の石や炭素質の隕石と異なり、リュウグウが「極めてスカスカ」で凸凹が激しい構造をしていることが分かった。 こうした観測結果から、研究チームはリュウグウの形成シナリオを
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2020年度の試験機打ち上げを目指すH3ロケット用の固体ロケットブースター(SRB-3)の燃焼試験が行われ、その様子を360度カメラでとらえた迫力の動画が公開されています。 「0:33からの大音量にご注意ください」 ロケットエンジンが咆哮する(YouTubeより) 現在のH2ロケットに続く基幹ロケットとして開発が進むH3ロケット。SRB-3は固体推進薬(コンポジット推進薬)を使うロケットで、直径2.5メートル、全長14.6メートル。H3本体のエンジンとともにロケットを一気に上昇させる役割を担います。推力は1本当たり2158kNで、打ち上げる人工衛星や軌道により0本/2本/4本を切り替えて使います。 H3ロケットのイメージ。この図では下部に4本のSRB-3が装着されている(JAXA提供) 公開された動画は、2020年2月29日に種子島宇宙センターの試験場で行
【宇宙からの写真】宇宙初搭載 RICOHとJAXAの共同開発によるTHETA S ISS(国際宇宙ステーション)船外搭載 第四弾更新 【更新】2020年4月15日 動画1本を新規公開しました。 【更新】2020年3月2日 新コンテンツ(画像3本)を新規公開しました。 【更新】2019年11月27日 新コンテンツ(画像4枚、動画2本)を新規公開しました。 リコーシータを載せた宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)は、H-IIBロケット8号機(H-IIB・F8)により、種子島宇宙センターから2019年9月25日に打ち上げられ、無事9月28日に国際宇宙ステーション(ISS)到着に到着しました。 JAXAプレスリリース ・宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)の打上げ結果について ・宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)の国際宇宙ステーションとの結合
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月25日、探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」の表面に金属の塊をぶつけた地点で、人工的なクレーターができていることを確認したと発表した。小惑星への人工的なクレーターの作成は世界初。 金属の塊をぶつける前(左)とぶつけた後(右)の写真。はやぶさ2が搭載する望遠の光学航法カメラ(ONC-T)が撮影した。右の写真を見ると、直径10メートルほどのクレーターができていることが分かる(c)JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研 はやぶさ2は5日、金属の塊を対象にぶつけて人工クレーターを作る衝突装置をリュウグウに向けて分離していた。今回、金属の塊が打ち込まれた場所を高度約1.7キロの地点から撮影したところ、直径10メートルほどのくぼ地ができていることが分かった。 はやぶさ2は今後、クレーター付近への着陸を試み
9月21日に、「はやぶさ2」探査機から小型ローバ MINERVA-Ⅱ1(ミネルバ・ツー・ワン)を分離しました(分離時刻は日本時間で13:06)。MINERVA-Ⅱ1はRover-1AとRover-1Bの2機からなっていますが、2機とも小惑星リュウグウ表面に着地したことを確認しました。各ローバとも状態は正常で、撮影した写真や各種のデータを送ってきています。その写真等の解析で、ローバはリュウグウ表面を移動していることも確認できました。 MINERVA-Ⅱ1は、小惑星表面に降りた世界初のローバ(移動探査ロボット)です。また、小惑星表面で自律的に移動したこと、写真撮影をしたことも世界初です。つまり、MINERVA-Ⅱ1は、「小惑星表面で移動探査をした世界初の人工物」となりました。しかも、2機同時に動作させるという快挙ともなりました。 以下に、MINERVA-Ⅱ1から送られてきた写真を示します。 [
7月18日~20日に東京ビッグサイトで開催された「第4回猛暑対策展」。日本ユニフォームセンター・帝国繊維ブースでは、同社が開発する「冷却下着 ベスト型」をはじめとする新製品の展示が行われていました。 「冷却下着 ベスト型」は、JAXAの技術、研究成果を利用して新製品を作る「JAXA COSMODE」ブランドによるもの。JAXAが研究を進めてきた「次世代最先端宇宙服の研究」に参画し、その研究成果から生まれたのがこの「冷却下着 ベスト型」だといいます。ベスト型は2014年から一般発売されていますが、今回はベスト型以外の冷却ソリューションも参考展示されていました。 宇宙服は通常、温度差が200度以上ある宇宙空間で宇宙飛行士の身を守るため、外側には断熱素材が使われており、一種の魔法瓶のような構造になっています。このため内側は体温によってどんどん温度が上昇しまうという欠点があり、これを克服するために
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月14日、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」まで約750キロの地点に到達したと発表した。13日、搭載する望遠カメラが捉えた映像によると、リュウグウの大きさは約900メートルと「予想通り」。27日前後、リュウグウの高度約20キロの地点に到着する見通し。 JAXA宇宙科学研究所の吉川真さん(ミッションマネジャー)は「そんなに細長くはなく、お団子型というよりは少し角ばっているようにも見える」と説明した。赤外線カメラが捉えたリュウグウのライトカーブ(天体の明るさの時間的な変化)は7.6時間周期と、予想していた自転周期とほぼ一致した。 「日本からブラジルにある6センチの的を狙うのと同等」 現在はやぶさ2は、搭載したカメラでリュウグウを撮影しながら、進むべき軌道を推定する「光学電波複合航法」を使って接近している。地球から約3億キロ離れた約900メートル
地球温暖化の予測の精度を高める気候変動観測衛星「しきさい」など2機の衛星を載せたH2Aロケット37号機が、23日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられます。今回は、初めてエンジンを逆噴射させて2機の衛星を異なる高さの軌道に投入する計画で、成功すれば国産ロケットによる打ち上げ需要の拡大につながると期待されます。 「しきさい」は異常気象や極端な気象現象との関連が指摘される地球温暖化の予測の精度を高めるため、これまで十分な観測ができていなかった大気中の微粒子などのデータを長期的に観測する衛星です。 また「つばめ」は、衛星の低コスト化などのため高度300キロ以下の「超低高度軌道」での人工衛星の運用を目指します。 H2Aロケット37号機は23日午前10時26分ごろに打ち上げられる予定で、打ち上げのおよそ16分後に高度793キロ付近で「しきさい」を分離したあと、エンジンを逆噴射して高度を482
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