NECは、弱い電波を利用した独自のシート型センサと解析技術を組み合わせ、シート上の人や物体の形や動きをカメラを用いずに把握する「プレゼンスセンシングシステム」を開発した。高齢者施設や病院への導入を見込む。 フロアなどに設置したシート型センサの表面から弱い電波を発し、上部に人や物体が来た時の乱され具合を検出する。複数の場所の電波強度から足あとの形状を把握し、複数の物体を区別して位置や向きまで認識するという。 シートは厚さ数ミリで、1平方メートル四方から部屋サイズまで対応。重さや形状に関わらず、盲導犬や車椅子、白杖なども検出できる。電波を用いた独自方式により、既存の同等精度のセンサを利用した場合の数十分の一のコストで環境構築が可能という。 福祉施設や病院に導入することで、高齢者や患者が人目の付かないところで倒れているなどの異変があった場合の早期発見が可能としている。複数人を同時に検出できること
月周回衛星「かぐや」を開発するなど宇宙事業に積極的なNECが、プライベートイベント「iEXPO 2008」(11月13日まで、東京国際フォーラム)で、地上の写真を撮影する小型人工衛星の模型を展示している。実物は開発中で、従来の約10分の1に軽量化し、打ち上げコストを抑える計画だ。 前方に反射式望遠鏡、中央部に光学センサーを搭載し、高度500キロメートルの宇宙空間から「スキャナのようなイメージ」(説明員)で地上の写真を撮影する。写真は人や車の形が認識できる精度になる予定で、災害時に広範囲の被害状況を把握するといった使い方を想定する。
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