最近、薄型テレビ関係の記事などで﹁動画解像度﹂という言葉をよく目にする。プラズマテレビの新製品ニュースなどで﹁液晶テレビよりも動画に強い﹂とアピールするために使われることが多いようだが、そもそも動画解像度とはどのような指標なのか。また、なぜ一部のメーカーしか使用していないのだろうか。 動画解像度を提案したのは、プラズマ関連メーカー5社がPDPの基盤技術を共同開発することを目的に設立した次世代PDP開発センター︵apdc︶である。主旨は、﹁テレビの動画表示では、ディスプレイの特性に違いがあるとパネルの画素数と見た目の解像度が必ずしも対応していない。実用的な動画表示性能を“人の見た目に近い尺度”で測定・評価するために提案した﹂︵apdc︶。 “人の見た目”という通り、測定方法には、人の網膜上に形成される画像を模擬的に再現する方式を採用した。手順としては、画面上で専用のパターンをスクロールさせ、
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