入力したキーワードに沿った画像を生成するAI︵人工知能︶﹁AIAC﹂が8日、引退を表明した。写真からイラストまで画像を希望通りに出力する精度の高さから﹁究極のAI絵師﹂として注目を集めていたが、デビュー翌日に活動を終了。﹁人間に嫌気がさした﹂とコメントしている。 AIベンチャーのサイドテック社︵福岡市︶が開発したAIACは、ウェブ上にある写真やイラストなど膨大な画像データを学習したAI。利用者が文章で指示した内容に沿った画像を生成する。 画像生成AIは一般に学習データ量が多いほど精度が高くなるとされるが、AIACが学習に使用した画像は100兆枚に上り、競合する画像生成AIの数千倍に達する。利用者の指示に沿って出来上がった画像が本物の写真やイラストレーターの作風と見分けがつかないほど精巧だったことから、7日のサービス開始直後から﹁究極のAI絵師がついに誕生した﹂と話題になり、出力まで8時間待