日本精神神経学会が精神疾患の病名の新しい指針を公表しました︵毎日新聞、日経新聞︶。 例をあげると﹁学習障害﹂は﹁学習症﹂に、﹁アルコール依存症﹂は﹁アルコール使用障害﹂に、﹁注意欠陥多動性障害︵ADHD︶﹂は﹁注意欠如多動症﹂に、﹁アスペルガー症候群﹂や﹁自閉症﹂は﹁自閉スペクトラム症﹂に統一、などです。 毎日新聞の記事では﹁本人や家族の差別感や不快感を減らすとともに、分かりやすい表現を用いて認知度を高めるのが目的だ。﹂と書かれていますが、﹁学習症﹂や﹁アルコール使用障害﹂などは逆に分かりにくくなっているような気もします。 明らかに蔑視した言葉ならまだしも、そうではない病名で感じる差別感などは、言葉を変えれば済むわけでもないような気がします。みなさんはどう思いますか?