近い将来,ハード・ディスク装置(HDD)はフラッシュ・メモリに負けてしまう−−個人的に私はそう感じています。0.85インチ型,1インチ型といった小型HDDの分野に加え,ノート・パソコンなどが利用する2.5インチ型HDDの一部も,2010年ごろにかけてフラッシュ・メモリに置き換わっていく可能性があります。もちろん,これはHDDの市場が皆無になるということではありません。ここで言っているのは,携帯機器などの限定した用途の話です。ビデオ録画用に数百Gバイトの容量が必要な場合や,データ・センタで利用するディスク・アレイ装置のような高速・高信頼性の用途などで,フラッシュ・メモリが主役になることは当面難しいでしょう。 フラッシュ・メモリがHDDの市場を侵食すると考える理由の1つは,米Apple Computer, Inc.が2005年9月に発売した「iPod nano」にあります。同社が1インチ型HD
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