果たしてGitLab.comで何が起きたのでしょうか? これまでの経緯をまとめました。 スパムによるトラフィックのスパイクからレプリケーションの不調へ GitLab.comは今回のインシデントについての詳細な経過を﹁GitLab.com Database Incident - 2017/01/31﹂で公開しています。また、もう少し整理された情報がブログ﹁GitLab.com Database Incident | GitLab﹂にも掲載されています。 これらのドキュメントを軸に、主なできごとを時系列に見ていきましょう。1月31日16時︵世界協定時。日本時間2月1日午前8時︶、YP氏︵Yorick Peterse氏と思われる︶はPostgreSQLのレプリケーションを設定するためにストレージの論理スナップショットを作成。これがあとで失われたデータを救う幸運につながります。1月31日21時