数学基礎論に関するwed7931のブックマーク (3)
-
-
新井さんお手製のケーキをいただきながら 数学基礎論の話はつづきます。 ︵ケーキは﹁ミンスミート﹂。 干しぶどう、干しいちじく、干しプルーン、 自家製オレンジピールなどをスパイスとお酒と いっしょに1年漬けて熟成させたものだそうです︶ 新井 数学の危機に話を戻すと、 さっきお話したように、 数学者たちはすごく困ったんです。 それで、2千年さかのぼって、大元のもとから ﹁これって正しいよね、これって正しいよね﹂と、 ひとつひとつ洗い直していったら、 機械にもわかるぐらい精密な、 ﹁数学とは何か﹂っていうことの 学問体系ができていったんですよね。 糸井 物事がややこしくなったときに、 ﹁機械にも分かるぐらいに解きほぐす﹂っていう発想は あらゆる場面でされますね。 新井 そうかもしれませんね。 糸井 でも、それが逆に命取りになる場合がある。 新井 良い面と悪い面が出ますね。 で、コンピュータの原理
-
﹁はじめまして﹂の座談会。 少しずつ数学の本質に迫ります。 ラッセルのパラドックス 早野 アメリカで大学院まで行かれて、 そこで学んだ数学基礎論がどういうものか、 簡単に説明していただくことはできますか? 新井 数学って、たとえば物理と相性のいい﹁解析﹂とか、 いろんな分野にマッチした数学があるんですけど、 そのいろんな数学をたばねる ﹁全体の数学﹂を﹁数学する﹂ところなんです、 数学基礎論って。 早野 ええ。 新井 数学基礎論がどうして生まれたかというと、 数学が、19世紀のおわりに一度 深刻な危機に陥ったからなんです。 糸井 ほぉ。 新井 数学はギリシャ時代からずっと整備されてきて、 科学の言葉として使われてきました。 近代科学や現代科学は ぜんぶ数学の上に成り立っています。 早野 うん。 新井 それなのに、20世紀にはいってすぐ、 バートランド・ラッセルという人が 明確な形で問題を提
-
1