会要︵かいよう︶は、一つの王朝の国家制度・歴史地理・風俗民情を収録した歴史書の一種。二十四史の志や表の不足を補うものである。 最初に編纂された会要は、後周・北宋の王溥が編纂した﹃唐会要﹄である。宋では有史館・編修院・国史院・実録院・日暦所・起居院・玉牒所・聖政所・時政記房などの記録機構があり、さらに﹁会要所﹂が設立され、2千余巻の宋の会要が編纂された。しかし李心伝の﹃国朝会要総類﹄以外はすべて散逸してしまったため、後に徐松が﹃永楽大典﹄の中から必要部分を取り出して、﹃宋会要輯稿﹄を編纂した。元・明では会要は編纂されず、会典の編纂に重点が置かれた。その後、清の初めから乾隆時代にかけて再び多くの会要が編纂された。 会要一覧[編集] ﹃春秋会要﹄36巻︵姚彦渠原著4巻、王貴民增訂︶ ﹃戦国会要﹄160巻︵楊寛・呉浩坤主編︶ ﹃秦会要﹄27巻︵孫楷原著26巻。徐復訂補,書名︽秦会要訂補︾。楊善群続