溝ロカ丸 @marumizog ハヤカワ文庫JAの1500番記念企画で筒井康隆さんの某書復刊を担当しているのですが、校閲さんからゲラに30箇所くらい「不謹慎では?」という指摘が入ったのを、そうですね……本当にそう……と頷きながら全部そのまま通すという作業が発生している 2021-09-27 13:08:53
部屋のカーテンはすべて閉めきって日の光をシャットアウト。床には所狭しと、石柱のように一見雑然と書物が積み上げられて、足の踏み場もない状態。ちょっと不気味な絵が何枚か壁にかかり、あちこちに大小の髑髏(どくろ)のオブジェがさりげなく置かれている。作家、折原一さん(66)の仕事部屋に足を踏み入れた瞬間、得意の密室殺人の現場に使われるのかと背中がぞくっとした……というのは大げさだが、何となく天井から男がのぞいているような?どんよりと重たい空気の中でインタビューは始まった。
田中幸一(アレクセイ) 最近の三浦しをんには、危惧をいだいていた。とても好ましくない方向に進んでいるという確信が、私にはあったからだ。 たしかに、最新の長編小説『私が語りはじめた彼は』(新潮社)は、たいへん評判が良く、直木賞の候補にもその名があがりかけたそうで、私もその作家的技量 の急成長ぶりを認めるのに吝かではない。だが、もっと根源的なところで、三浦しをんはダメになりかけているという危機認識が、私にはハッキリとあった。だから、『私が語りはじめた彼は』を読んだ直後から、私は私なりの「三浦しをん批判」を書かなければならないと考えはじめた。にわかに世評が高まりだした今こそが、善かれ悪しかれ最大の転機となりうるし、今しかないと考えたからだ。その認識は、最新エッセイ集『乙女なげやり』(太田出版)でさらに強まり、『IN・POCKET』誌 2004年8月号(講談社)に掲載された作家インタビュー「三浦
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